yogaジャーナル日本版vol.24で特集されていた、「心の疲れをとる!禅入門」の中から、毎日気軽に実践できる20のプチ禅メソッドを数回に分けて紹介していきます。

今回は、
3.モノは「あるべき場所」に戻す!これで心も平穏に
です。

使ったモノは出しっぱなし、クローゼットの扉は開けっぱなし・・・・・・。
忙しさにかまけていると部屋はどんどん乱れていく。心の状態は部屋に反映し、周囲の環境の乱れは身心に影響する。悪循環に陥らないコツは「モノをいつも定位置に置く」というシンプルな習慣を身につけておくこと。つまり、スッキリ整った部屋は心を平穏に保つ近道なのだ。
禅の修行道場では、1mm単位でモノの置き場所が決まっている。教本はキッチリ机の端と並行に、本の背はピシッと揃える。決まった場所にモノを置くクセが身につけば、それぞれのモノにふさわしい置き場所、置き方が感覚的につかめるようにもなってくる。そのうち、モノがごちゃごちゃしていると落ち着かなくなるはずだ。そうなればもうしめたもの。自然とスッキリ、部屋が整理された状態を保てるようになる。

僕が結婚する前に一人暮らしをしていた頃は、今から考えるとひどく汚い部屋に住んでいました。万年床で掃除もろくにせず、部屋にはモノがごちゃごちゃ散らかっていました。それでも当時は、「ちょっと片付いてない部屋だな」くらいにしか思っていませんでした。汚い部屋に慣れてしまって、感覚がマヒしていたんですね。

結婚した嫁さんが異常なほど綺麗好きで、僕の汚い部屋を見るたびに「よくこんな汚い、センスのない部屋に住めるわね」とでも言わんばかりの侮蔑の表情をしていました(笑)。それと当時流行っていた片付け本の影響もあり、僕は一念発起していらないモノを一気に処分しました。

タンスの肥やしになっていた服、ここ数年使っていなかったスノボ、読んであんまり面白くなかった本、その他よく分からないガラクタ。。。

一度弾みがつくと、どんどんいらないモノを処分したくなり、まさに「ごちゃごちゃしていると落ち着かない」状態になっていました。今ではだいぶ部屋がスッキリしました。モノが少なくなると、掃除もしやすくなります。そして部屋が片付いてはじめて、これまでいらないモノたちに囲まれていたことで、無意識にストレスを感じていたんだなと気づきました。エアコン・ノイズと同じ理屈です。

部屋を片付けるという習慣は、躾やマナーといった堅苦しい話としてではなく、気持ちがスッキリするストレス解消法だともいえるのです。

 

yogaジャーナル日本版vol.24で特集されていた、「心の疲れをとる!禅入門」の中から、毎日気軽に実践できる20のプチ禅メソッドを数回に分けて紹介していきます。

今回は、
2.「朝イチの換気」で、頭スッキリに!
です。

朝は1日で最もフレッシュな時間。夜が明けたばかりの地上には、朝陽が照らす静寂で清らかな空気が満ちている。会社や学校へ行く準備に追われて、朝の空気を味わわずにいるなんてもったいない!いつもより少し早起きして窓を開け、部屋の空気を入れ替えてみよう。清々しい空気で深呼吸すれば、自然と頭もスッキリすること間違いなしだ。
 禅僧の朝は、夜明け前の坐禅からスタートする。それにならって、ときには夜明け前に起きてみるのもおすすめだ。1日の始まりを太陽とともに迎えるのは自然の摂理にもかなうこと。会社や学校など人との約束のためではなく、太陽を出迎えるために起きてみよう。明けている世界を体感していると、心が澄みきってポジティブになれる。さらには、出勤前に坐禅で心を調えれば、雑念なく仕事にも集中できる充実した1日が始められそうだ。


20代までは、早起きなんて神業か何かのように思っていました。歳のせいなのか、自分の想いが強くなったせいなのか、はたまた気候のせいなのか、最近は早起きすることに慣れ始めているところです。

そして分かったこと。朝の空気、雰囲気は確かに格別だということ。早起きが苦手な僕でも、過去に何度か”朝”を体験しています。

小学生のころ、夏休み中なんかはラジオ体操しに早起きさせられて学校に行ったりしたものですが、そのときの記憶がおぼろげに蘇ります。確かに清々しかった、朝のこの雰囲気。

大学生のころ、飲み会やライブなんかで朝までオールして、始発で帰ったりしてたけど、そのときにも朝の独特の雰囲気が好きでした。これから何かが始まろうとしている、準備段階の静けさ。刻一刻と、静寂からまた喧騒へと装いを変えていく感じ。そういう変化が好きでした。

昨今、ビジネス書などではしきりに朝型がいい!ということが言われています。昔の僕のように、朝型に切り替えるなんて到底ムリ!という人は大勢いると思います。別にムリをする必要はないんです。ただ、想像を膨らませてみて欲しいんです。今まで朝の時間を体験したことがあるなら、その朝の時間がどんなだったかを。もう一度、味わってみませんか?朝の時間を。朝の空気を。

yogaジャーナル日本版vol.24で特集されていた、「心の疲れをとる!禅入門」の中から、毎日気軽に実践できる20のプチ禅メソッドを数回に分けて紹介していきます。

今回は、
1.起きたらまずは「坐禅」。心を落ち着かせてから移動開始
です。

「坐禅は堅苦しく厳しい」というイメージを持つ人もいるかもしれないが、実は心と身体をリラックスさせる究極の方法。骨盤をしっかり立てて、クッションや座布団にのせたお尻と両膝の三点で体重を分散させて座るのが基本だ。横から見て肩と耳が、鼻とヘソが一直線になるように姿勢を保ち、深い呼吸(丹田呼吸)をゆっくり繰り返す。身体のどこかが緊張していることに気づいたら力を抜き、心に雑念がよぎったら手放すうちに、身心がクリアになっていくのが感じられるはずだ。
僧堂では一柱(いっちゅう)の間(約40分。線香が燃え尽きる時間)座るが、初心者は5分からでもOK。まずは、一日のなかに心が落ち着く時間をつくることからはじめてみよう。

僕は坐禅(瞑想)を始めて2ヶ月くらいになります。坐禅や瞑想の本に書かれてあるような、空(くう)の状態を体験するにはいたっていないですが、それでも毎日数分、坐禅を組むと心が落ち着きます。

最初の数日は、じっとしていることが苦痛に感じられましたが、何日か続けて身体が慣れてくると、逆に坐禅を始めて置物のようにじっと座っていることが心地良く感じられるようになりました。まさにダルマさんですね。(ダルマさんは、禅僧の達磨大師を模したもの)

ただ座ってゆっくり呼吸を繰り返す。これだけでもリラックスできます、ぜひはじめてみましょう。

僕は最近、yogaジャーナル日本版という雑誌を定期購読しはじめました。

先月発売号の特集は
「心の疲れをとる!禅入門」
でした。

ヨガをする人たちの間で禅をする人たちが増えているそうです。もともと禅のルーツをたどるとインドのヨーガが発祥ということもあり、目指す方向が似ているので取り組みやすいのではないかと思います。

特集の内容は
・女優の緒川たまきさんと禅僧の小林秀嶽さんの対談
・毎日気軽に実践できる20のプチ禅メソッド
・禅的インテリア・ガイド
といった内容です。

このうち2つめの「20のプチ禅メソッド」について、何回かにわたって紹介していきたいと思います。

【20のプチ禅メソッド】

1.起きたらまずは「坐禅」。心を落ち着かせてから移動開始
2.「朝イチの換気」で頭スッキリに!
3.モノは「あるべき場所」に戻す!これで心も平穏に・・・
4.究極のエコ「桶一杯分洗顔」を習慣に
5.「本当に必要なモノ」だけを持つ
6.「自然の法則」の掃除法で効率アップ
7.集中力を養う場所「三黙道場」を家に!」
8.「シクニチ」と「サンパチ」を心がける
9.「朝粥」を習慣化!血液サラサラ&スッキリ頭に
10.いつもの料理も「三心」の隠し味で大きく変わる!
11.「愛語」で毎日の生活がイキイキ!
12.本を読むときも「禅僧の姿勢」を心がける
13.食事の前には必ず「合掌」を
14.パソコン時代の心の発散は、「書くこと」
15.禅僧の「開枕」でスイッチオフ!
16.謙虚な心を養う「長跪」を心がけて
17.体幹がしっかりする「禅僧立ち」を心がけて
18.骨盤のバランスもよくなる「五重塔座り」を心がけて
19.細かい筋肉を活性化する「雲水歩き」を心がけて
20.我欲を抑える「仏棚」をつくる

何回かに分けて、『中村天風から教わったやさしい瞑想法』の読書ノートを書いていこうと思います。

今回は「第九章」から「おわりに」までをまとめて書いていきます。今回で読書ノートは終わりです。

第九章 私の瞑想体験

「第九章」では、著者である沢井氏の瞑想体験について紹介しています。

大学一年生の18歳のときから瞑想をはじめ、心身の自信を持つようになりましたが、無我無念の感じーーフッと心が空になる感じーーをつかんだのは、51歳になってからということです。そして70歳を過ぎてもなに一つ病気にならず健康な境涯にいるそうです。

「人生上の悩みができたりするときこそ、瞑想を実行する絶好のチャンス」なのだそうです。

第十章 瞑想の達人としての天風

「第十章」では、中村天風の生涯について紹介しています。

天風は日清、日露戦争の二つの戦争に従軍しています。日露戦争後に結核を患い、病気のために弱くなった心を強くする方法を求め海外を放浪します。そしてネパールの山奥でインド・ヨーガの指導者カリアッパと出会い、悟りを開きます。1913年に帰国しますがその6年後の1919年に、一念発起しヨーガをもとにした健康法や哲学を一般の人々に教えることになります。その教えが「心身統一法」という体系で、この体系が完成するまでに15年かかったと天風は回想しています。

この「心身統一法」というのは、数あるヨーガの方法のなかから、現代人にぴったりくるものを精選したものだそうです。天風は、瞑想をする時間は短くていいと教えます。また人にはそれぞれ与えられた職業や仕事があるのだから、瞑想や修行にすべての時間を捧げるようなことはすべきではないという考えをもっていました。

終章 天風先生との思い出

「終章」では、中村天風と著者とのエピソードについて紹介しています。

著者が中村天風に初めて出会ったのは大学一年生の18歳の夏です。その後、「修練会」でのエピソードや、天風氏の自宅にあがりこんだ時の話や天風氏から手紙をもらった話などが綴られています。

おわりに

瞑想は「心を空にする」ことを目的としています。よくないのが、瞑想をして心の中に雑念が浮かんだとき「あー、私の心は空になっていない」と悲観してしまうことです。

自分の心の中になる想念が浮かんだことに気がつくということは、それだけ心が静かに澄んできている、という証拠なのだそうです。

瞑想をはじめたばかりのころは、
・心が静かになっている
・リラックスしている
の二つができていればよしと満足すべきです。この二つができただけでも既にある程度瞑想が出来た状態なのです。

読書ノートまとめのおわりに

本書は中村天風が教える瞑想方法を紹介しつつ、瞑想やヨーガ、禅についての概要を紹介している本です。中村天風の門下には次のようなそうそうたる顔ぶれが並びます。
東郷平八郎(日露戦争でロシアのバルチック艦隊を破った海軍総司令官)
山本五十六(太平洋戦争時の連合艦隊司令長官)
原敬(平民宰相)
松下幸之助(パナソニック創業者、経営の神様)
稲盛和夫(京セラ創業者、JAL会長)
双葉山(相撲)
長嶋茂雄(野球)

瞑想は、個人差はあるものの長くても一年くらいつづけるとその効用を実感できるようになるそうです。
「うわぁ、一年もかかるのか・・・」と、自分のような怠け者な人は気持ちが萎えそうになるかと思いますが、空(くう)の状態を体感できなくても心が休まりリラックスすることは、初めてすぐでも体感することができます。毎日コツコツ続けることが、何よりも近道といえそうですね。

僕も本書や他の瞑想関連の本を読み、興味がわいてきて瞑想を実践しています。初めてから1ヶ月ちょっとで、サボってしまう日も時々あります。それでも瞑想をしていると気持ちが落ち着きますし、回を重ねるごとに体も瞑想するときの姿勢(半跏趺坐)に慣れてきているように感じます。

瞑想の方法はたくさんあります。本書ですすめる方法でもいいですし、他にネットや本で見つけた方法でもいいでしょう。方法は何でもいいので、瞑想の実践というのをぜひ生活の一部に習慣として根付かせたいものです。